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大阪クラシック2017 第1公演 [音楽のこと]

開幕ベルも華やかに、今年もいよいよ、大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽監督、大植英次プロデュースにより音楽祭「大阪クラシック」が始まります。


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一週間に渡って、37の会場で、全81公演。
観たい聴きたい公演は幾つかあるのですが、今年も混雑を避けて、無理をせず、有料公演を中心に巡る作戦で、それでも、オープニングの「第1公演」とフィナーレの「第81公演」は外せなくて、チケット発売と同時に指定席をゲット。
大阪クラシック2017」の初日となる今日も幾つか観覧するつもりではいたのですが、午後からは大阪大学豊中キャンパスでのジャワ・ガムランのワークショップ「日曜ガムラン」へ向かうので、心残りはあるものの「第1公演」終演後は「大阪クラシック」を全開バリバリの全速力で離脱。次は水曜日の「第47公演」になってしまいます。その分余計にオープニング公演を楽しんでおかないといけません。

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その「第1公演」は例年通り、中之島公園に建つ、1913(大正2)年着工、1918(大正7)年オープンの、国有形重要文化財にも指定される大阪市中央公会堂大集会室が会場で、開場が11:15、開演が12:00。この公演が「大阪市中央公会堂開館100周年記念プレ事業」にも当てられているとのこと。
第1公演」は全席指定の有料公演となるので、慌てることなく、早めの昼食の後、12時の数分前に会場入り。開演の時を待ちます。
早々とチケットをゲット出来たおかげで、今回も前から2列目のほぼセンター、ポディウムの真ん前の席「き-17」。昨年は「き-21」でした。あんまり前過ぎて、ステージ全容が見渡せないくらいですが、ここなら原音を聴き漏らさずに全部拾えそう。マエストロの”エイリアン・トーク”もきっちり聞き取れる?

今回のプログラムはモデスト・ムソルグスキー作曲「組曲『展覧会の絵』」。
幾つも編曲版が存在するピアノ組曲ですが、ここでは一番よく知られたモーリス・ラヴェル編曲による管弦楽版。指揮は大植英次、演奏は大阪フィルハーモニー管弦楽団
それだけなら演奏時間は約30分。プロデューサー大植による開幕宣言やらお馴染みの”エイリアン・トーク”があるにしろ1時間程度でお開きとなるのでしょうが、ただ1曲、それだけでは終わらないはず。今回ばかりは終演時間が気掛かりで・・・。ええ、根が真面目で優等生なナンチャッテ阪大生ですから、「日曜ガムラン」も遅刻や欠席はしたくないのね。

とはいえ、開演の12:00。大阪市中央公会堂のステージに大阪フィルハーモニー管弦楽団のメンバーが居並び、各々が音作りに励む中、大きな拍手に迎えられて首席客演コンサートマスター 崔 文洙が登壇、オーボエのA音からオーケストラが一体となって、さらに場内割れんばかりの拍手で大植英次が登場し、第一声を放った瞬間に、すでにヴォルテージは最高潮。ケツカッチンはどーでもよくなっちゃって、とりあえず音楽祭のオープニング・イベントをたっぷりしっかり楽しまなければと、”良心回路”のヒューズが飛んでしまい・・・。

まずはプロデューサー大植英次のご挨拶と謝辞、そして開催宣言。
それからザックリと演奏曲目のご解説。ムソルグスキーリムスキー=コルサコフクーセヴィツキーラヴェル・・・云々。
ムソルグスキーの『展覧会の絵』。
昨年の「第50公演」、恒例のピアノ・スペクタキュラーでは、大植英次保屋野美和尾崎雄飛のお三方で、ピアニスト3人による”3台6手ピアノ・トリオ版”が披露されました。その時は、この楽曲をよく演奏されておられ、昨年7月26日にお亡くなりになられたピアニスト中村紘子さんへの哀悼ということでしたが、今回はその一周忌追善公演ということでしょうか。

第1公演」も会場が公会堂になってからは、おしゃべりはぐっと短め。楽曲の成り立ちは説明されても、選曲理由までは語られません。
ステージのひと際高いポディウムの上、マエストロの構えたタクトが振り下ろされて、耳馴染みのあるトランペットのGから始まる変拍子。それが回廊を進むにつれ、管弦楽で表現されるヴィクトル・ハルトマンの遺作絵画が次々に現れて・・・。
原典さえ凌ぐほどのラヴェルのオーケストレーションは圧倒的な完成度で、大植英次大阪フィルハーモニー管弦楽団による演奏も文句のつけようはずもないが・・・、中村紘子さんへの追善ということであれば、ピアノ・ソロ版とは言わないまでも、せめてピアノ・コンチェルト版・・・なんて、贅沢で我儘な要望になっちゃいますかねェ。
とはいえ、ラヴェル版のオーケストレーションが物足りないわけはない。大植率いる大フィルの演奏も申し分がない。細かいディテイールまで再現されて、これぞ管弦楽・・・と息を呑み、危うく呼吸を忘れ掛けました。

ここで卒倒していては後が続かない。アンコールを演奏させてもらってもよろしいでしょうかとマエストロ

追加演奏はラヴェル繋がりで、「マ・メール・ロワ」から『第5曲 妖精の園』。もちろん、管弦楽組曲版。
もう少し聴いていたいと感じつつ、こうも美しく締めくくられたら、その余韻に浸りつつも席を立たないわけにはいきませんな。
耳に残る残響を味わいつつ、退場する人の波に押されつつ、我に返れば、思い出すのはケツカッチン。さて、”加速装置”をONして阪大豊中キャンパスへ向かいます。では、何れも様方も、御免候へ。

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