So-net無料ブログ作成
検索選択

フォーと土偶とまったり茶 [散歩・散走]

訪ねたいイベントが幾つもあって、スケジュール調整が大変な今日この頃。おまけに今日は、未明からの雨。自転車で出掛けることは適わない。傘を差して、遠くまでの外歩きは億劫。ならば近場へと、予定をやりくりして、大阪市内船場界隈の街歩き。

 

今日のお目当は、wad galleryで開催される「ワクイアキラ展 "animism2"」。
"1976年、長野県生まれ。京都精華大学美術学部 デザイン学科 ビジュアルコミュニケーション分野卒業。会社員を経て、2001年より本格的に作品制作活動を始める。
身のまわりの物をモチーフに機械化計画を遂行するフィギュアシリーズ「GARBAGE HEADS」が話題を集め、以後様々なフィギュア作品を展開。
"しているワクイアキラさんのソロ・エキシビションで、"今回の展示は、縄文土偶からインスピレーションを受けて制作した新作の土偶作品のほか、頭が器の擬人化した陶器「ワビーニョサビーニャ」の新作、不思議な生き物「Unknown Animals」などいくつかのシリーズによって構成されます。会期中の20日と23日は昨年も開催した粘土造形のワークショップを開催致します。是非ワクイワールドをご覧いただけたらと思います。"とのこと。

以前から彼の作品は気にはなっていながら直接拝見する機会がなくて、そのチャンスを伺っていたのですが、そこに届いた一枚の案内状。

ワクイアキラ展”animism2”.jpg


それにプリントされた陶芸作品『遮光器独眼土偶』を見て、思わず「シャア・ザクゥッ!!!!」と叫んでしまうほどのインパクト。"シャア好器土偶"やね??
ロンドンで"Dogu"が紹介されてから、ちょっとしたトレンドで、最近お気に入りの粟田尚子さんも作品に取り入れるなど、ここ2〜3年、土偶が世界的に静かなブームになっています。最先端な女子たちにも「カワイイ♡」と大評判。
そんな遮光器土偶とは本来、ゴーグル的な造形の大きな眼が特徴の、縄文時代に作られた土像。 パッチリしたお眼々と大きな臀部、乳房に太腿・・・、女性像であるらしいのですが、その"ぽっちゃり"した体型がどことなくうちのママリンめいて、ええ、他人とは思えません。親しみを感じてしまう。

が、ワクイ作品の土偶は違う。特徴的な目は"モノアイ"化されて、肩にはスパイク付きのプロテクト・アーマー、頭部に指揮官用を現すアンテナまで頂いて、そして赤い塗色。ジオン公国軍的な、MS-06S的な、シャア・アズナブルことキャスバル・レム・ダイクン、またの名をクワトロ・バジーナ的な、赤い彗星的な、(3倍)速い話しがシャア専用ザクⅡっぽい。これは実物を拝見しないわけにはいきますまい。

本当は十分に時間をとって、小さな土偶が1体作ることが出来る『ワークショップ』の開催日、23日(祝)に訪れる予定にしていて、今日は京都まで別のエキシビションを観に行く予定にしていましたが、お天気の都合で振り替えてしまいました。午前中に展覧会へ赴いて、午後は京都の紅葉散策の段取りもお天気が悪いとおじゃんです。

会場となるwad galleryのオープンは12:00。その前にどこかでランチ・・・っと、船場付近で、さて、何を頂きましょうか。
今月は「アートとアジアン・エスニック月間」。目指すギャラリーに一番近いアジア料理店は?

選んだのはベトナム料理。近くにインドネシアンもあるにはあるのですが、今日はもうナシゴレンの気分じゃあない。というわけで、ベトナムカフェレストラン アンゴン(An ngon)へ。ここならwadまで徒歩1分。
お昼ごはんとして用意されたメニューは組み合わせが選べるセットが中心。その中から「汁麺ランチ」をチョイス。10種類の「汁麺」からひとつと2種類のご飯のうちどちらかを組み合わせてセットアップすることが出来る。ワタシが選んだのは、『フォー・ボン・チン(茹で牛すね肉のフォー)』と『海老塩ご飯』。それに漬物とデザートがつく。

IMG_9963.jpg
IMG_9964.jpg
IMG_9965.jpg
IMG_9966.jpg


それぞれのテーブルには4種類ほどの調味料とパクチーが置かれていて、必要であればそれらで味を変えることが出来るが、フォーもご飯も味付けは濃いめで、そのままでも不足はない・・・というか、ちょっと濃過ぎる気もしなくもない。本格的なベトナム風のそれなのか、まァ、若い人好みの味付け・・・ということにしておきましょう。
ポットでサーヴされるお茶がポイントを稼いでいます。

若いオジョーサン方で混み出してもきたから、12時を回ったところで、wad galleryへ向かいます。

こちらも古い小さなビルにあって、暗くて狭い階段を3階まで登らないといけない。開け放たれた小さなドアから開廊したばかりのギャラリーへと足を進める。右手には「土偶」作品が数体、その後ろの壁には「ワビーニョサビーニャ」シリーズがずらりと並んで、中央のテーブルと奥の窓際には「Unknown Animals」が犇めく。全て販売されているようで1,000円代から120,000円、大きさも3㎝から25㎝、表面の仕上げもそれぞれ異なるが、いずれもセラミック製。
一番大きくてインパクトがあるのがやはり「土偶」のシリーズで、眼を引いたシャア・ザク風のものを始め、スーパーマリオのお兄さんっぽいものがあるかと思えば、クマを模ったものや怪獣めいたもの、烏天狗風や偶蹄類の頭蓋骨を戴くものなど様々。ワクイさんのHPではガンダムRX-78風のものも紹介されていましたが、先に売れてしまったのか、エキシビションには並んでいません。
Unknown Animals」は見たことのないような不思議な生き物たちの形を借りた花器や急須(?)、さらに小さいものは微細なオブジェ。
ワビーニョサビーニャ」は頭部を茶器や花器として正座する擬人化作品で、どれもが独自な作風。

初日の開廊直後で、他の観客もおらず、淹れたてのお茶まで振舞われて、それを頂きながら、在廊されていたワクイさんにお話しを伺うことが出来ました。
土偶の展示会で実物の縄文土偶を観て、それにインスピレーションを受けて作品にしようと思い立ったそうで、古い時代のそれを未来に繋げるとのコンセプトでザクやマリオ、怪獣などの要素を加えたとのこと。
手にとってご覧くださいと勧められて驚いたのは、全てリヴァーシブル・・・両面仕立てになっていて、表はザクやマリオを装っていながら、背面は縄文期のそれと似た遮光機土偶。それぞれが表裏2面の顔を持つ。怪獣を模ったものだけ裏面はウルトラマン風。「土偶」はどれも25㎝の大きさで、10万円から12万円。ザク風を連れて帰りたいが、買って帰ると確実にママリンに叱られる。最近ただでさえ無駄遣いな衝動買いが増えている。せめて半分の大きさで、半分の対価であれば・・・?!
TVや映画の「ガンダム」シリーズはきっちりとご覧になったことはないそうで、なんとなくザクの造形に惹かれたとのこと。そういえば、地球連邦軍のカクカク角ばったモビルスーツに対して、ジオン公国軍のMSはどれもが曲線的で縄文土偶に近しいプロポーションをしているような・・・。いっそ、「赤い彗星シリーズ」として、ズゴックやらゲルググ、ジオングが並んだら・・・。クワトロ・バジーナの百式は・・・??
不思議な生物「Unknown Animals」は、現在制作中の絵本に登場する生き物たちだとか。どんな作品になるのかは、お楽しみ。

IMG_9967.jpg
IMG_9968.jpg
IMG_9969.jpg


随分長く留まって、作品たちとお話しを堪能したところでwad galleryからwad omotenashi cafeに移動。こちらもオープンしたばかりで、他のお客様はおらず、窓に面した席で京都産の被せ煎茶「ごこう」と菓匠しずく製の色鮮やかな「草餅」を頂きながら、はんなりまったり静かな時間を過ごすことが出来ました。小さな砂時計の中の流砂は急速に流れても、ゆったりと伸びやかな時間。
お茶を三煎楽しんだあとは、その茶葉を"おひたし"にして食してしまいます。
カレーやエスニック料理のスパイシーな香りもいいけれど、お茶の香りが一番癒してくれるような・・・。最近めっきり、眼が加齢で遠くなり、耳は病いで壊れて、手足の感覚も鈍ってきているように思えて、嗅覚と味覚だけが至福を、文字どおり嗅ぎとれるような。

降りみ降らずみ、不安定な天気の休日とはいえ、"おひとり様"を満喫して、ウィークデーの疲れが消えた?! 明日は、芦屋のサロンまで出向いての連弾デュオ・コンサート。さらに癒される?


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 2

yosshu0715

昔、岡本太郎氏が書いた文章に、京都や奈良にあるほとんどの文化遺産は中国から来たもので、日本オリジナルの文化ではないとの論文がありました!!(笑)

じゃあ、日本の本当のオリジナルとは何かというと、氏曰く、縄文文化だと・・・!!(笑)
そう思って縄文式土器や土偶を見ると、確かに世界のどこにもないオリジナリティを感じますよね!!(笑)
(そして長野県の御柱祭はその当時から続いてる唯一のお祭りらしいですよ!!)

しかしこのザクというか、アッガイというかこの土偶めちゃ可愛いですよね!!(笑)
マジで家に欲しい!!(笑)
by yosshu0715 (2016-12-07 21:59) 

JUN1026

ヨッシュさん、コメントありがとうございます。
「土偶ブーム」、かなりキテます(笑)。キモカワ系・・・ですかね?
『遮光器独眼土偶』・・・「シャア好器土偶」はかなりイケてます。裏側は普通に遮光器土偶のリバーシブル。高さは約25㎝ほどで、二十五萬円。ぜひ、お買い上げくださいませ!!
by JUN1026 (2016-12-07 22:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0