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開幕ベルは華やかに ~ 大阪クラシック2016・第1公演 [音楽のこと]

大阪に初秋到来を告げる音楽の祭典「大阪クラシック」。大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽監督を退任されて、現在は"桂冠指揮者"となられている大植英次プロデュースの下、"街にあふれる音楽"を標榜して、10年前・・・2006年から催され、今年が数えて11回目。大阪のメインストリートである御堂筋を中心に、水の都大阪を象徴する中之島界隈のオフィスビルやカフェ、ホテルのロビーなどで、気軽にクラシック音楽を楽しむことが出来るイベントで、今回は全81公演が予定されている。

 

大阪クラシック.jpg


一週間にわたるイベントではあるが、勤め人でもあるワタシが観覧出来るのは、初日の日曜日と最終日の土曜日くらい・・・(と言いながら、大きな声では言えないけれど、毎回、中日に一日職務をお休み(おサボリ)して、3日ほど楽しませて頂いておりますが・・・。てへ)。
第11回」の今年は、11日(日)から17日(土)までの7日間で全81公演。
以前はより多くの公演を拝見しようと走り回ったりもしたけれど、最近は人出が多過ぎて、少し遅れるとステージからかなり遠い位置に立ち見になってしまうし、まだ暑い最中で体力的にもしんどいので、ほんとに観たい聴きたいものに厳選してゆったり回るようにしている。
人気の『第1公演』や『最終公演』は、嘗ては早朝から整理券を配っていたのが、数年前から有料公演となって、始発電車で大阪市役所まで出向かなくても良くなったのは良くなったけれど、ちょっとドキドキ感が薄らいだような気がしなくもない。特に最終日の『最終公演』、19時前後開催のコンサートのために夜明けの市役所に駆けつけて、そのまま各地で催される公演をハシゴして回る。そんな"お祭り感"というか、"フェス感"がちょっと薄れてしまったような。それでも、やっぱりオープニングとフィナーレは外すことが出来ない。
今回も、大阪フィルハーモニー交響楽団をはじめ、関西フィルハーモニー管弦楽団大阪交響楽団日本センチュリー交響楽団Osaka Shion Wind Orchestraやゲストが多数参加される音楽の祭典。多くの聴衆が詰めかけて、連日の全公演とも盛り上がることが予想される。開催の発表、公演スケジュールの告知とともに、どれを選んで、どれを観覧するかを検討し、有料公演のチケットの発売が7月30日(土)で、10時の発売開始と同時に指定席をゲット。そして、待ちわびた一ヶ月。

でも、ね。

大阪クラシック」初日の今日は「ワンコイン市民コンサート」の開催日でもあって、午後は大阪大学豊中キャンパス・大阪大学会館に向かう予定。『第1公演』が12:00開演で終演が13時前ごろ(?)、「ワンコイン」が14:30開場、15:00開演。それだけでも、そこそこにケツカッチン。『第2公演』から『第13公演』は諦められても、ランチしている余裕はあるかしらン?!

とにかく、中之島公園へ向かいましょう。

大阪市中央公会堂.jpg


大阪クラシック2016」の幕開けとなるコンサートは、大阪市中央公会堂・大集会室で、11:15開場、12:00開演。全席指定でチケットは手元にあるので慌てることもない。架空のボールで架空のモンスターを捕獲するスマートフォン向け位置情報ゲームを楽しみながら、聴衆犇めくホール前に着いたのが開場時間を少し過ぎた頃合い。

指定された席に収まり開演の時を待つ。今回のお席は「き-21」、前から2列目で、ポディウムのほぼ真前。圧倒されるんじゃあないかしらンと言うくらいに近すぎるゥ。

一週間に渡る音楽フェスの開幕公演とあって、「前奏曲」や「序曲」の類いが取り上げられることが多い『第1公演』。今回、事前に告知されたプログラムは、
フランツ・リスト 交響詩レ・プレリュード
アミルカレ・ポンキエルリ 歌劇ラ・ジョコンダ」より『時の踊り
リヒャルト・ワーグナー 楽劇ニュルンベルクのマイスタージンガー」より『第1幕への前奏曲
何れも、指揮:大植英次、管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏となる。
はずだったのが・・・、

開場なって、受付時に配られたパンフレットでは1曲増えて、ヘンデル 組曲水上の音楽」より『ア・ラ・ホーンパイプ』がプログラムの筆頭。

短いとはいえ、多くの楽曲を聴かせて頂けるのは嬉しい限りではあるが、この後ケツカッチンな予定のあるワタシとしてはちょっと気を揉む。
そんな心配をよそに、それまで空席だったステージ上にメンバーが登場し、各々思い思いに音作り。開演時間となって、壇上、客席ともに熱気を帯びてくるその中、割れんばかりの拍手で迎えられ、ひときわ高いポディウムに登るのが、このイベントのプロデューサーでもある、マエストロ大植英次
万雷の拍手を制するのは、独自の"オオウエ語"。開会宣言に続いて、楽曲紹介。

今回の『第1公演』は、中之島公園で開催されるイベント「水都大阪フェス2016」との連携プログラムということで、"水の都"から「水上の音楽」、"水都(すいと)"だから「スイート(suite)」。というわけで、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル作曲「水上の音楽 第2組曲 ニ長調(Water Music Suite in D major) HWV 349」を選んだ・・・、日本語に(予測)変換すると、こういうことですね。

この楽曲に限らず、今回のプログラムは、誰もが知っている、広く愛聴される著名曲ばかり。それも大植英次大フィルの演奏とあって、時間のことさえ忘れてしまいそうなほど、1曲目から心酔、酩酊するほどの心地よさ。まァ、お昼間の"祝杯"とはいえ、少々癖があって、度数が高め・・・ではあるのですが。音楽の祭典、フェスティバルっぽくて、これはこれで、ええんとちゃいますか。

二曲目は"ピアノの魔術師"ことフランツ・リストが管弦楽のために創始した形式である「交響詩」、その代表作でもある「交響詩 第3番前奏曲ハ長調 S.97 R.414」。アルフォンス・ド・ラマルティーヌの詩から翻案されたそのシンフォニック・ポエムは「人生は死への前奏曲」だと歌うが、それは終焉を意味するのではなく、「シト新生(Death and Rebirth・・・エヴァ?!)」、より高みを目指して繰り返される畢生、新しい一期(いちご)へのプレリュード・・・だとワタシは理解しているのだが、果たしてプロデューサーの意図は? "澪つくし"に言及されておられたが、"オオウエ語"が聞き取れず・・・。

「みをつくし恋ふるしるしにここまでもめぐり逢ひけるえには深しな(源氏物語・第14帖)」

時間が限られる中、音楽をたっぷり楽しんで頂こうという配慮からか、 "オオウエ語"は控えられて、間髪入れず三曲目。ポンキエルリ作曲「ラ・ジョコンダ」から、これは『前奏曲』ではなく、『時の踊り』。
ディズニー映画「ファンタジア」で使われ、キュートなポップスにアダプテーションされて、ナンシー・シナトラ・他が唄い、ザ・ピーナッツなどが日本語カバーした、その愛らしい原曲。
そういえば、「オペラなんて、みんな最後は、結婚するか、死んでしまうか、どっちかです」などと、ザックバランなことを仰っていたような・・・。いいのか、それで。

四曲目の「マイスタージンガー」については、「大阪では説明不要」と仰っておられた。聴けば判ると、自信と実績がおありということでしょうか。

終演時間も押し迫った中、鳴り止まぬ拍手に応えてアンコールは、ワーグナー作曲「ローエングリン」より『第3幕への前奏曲』。

後の予定も忘れるほどに、何ならもっと聴いていたいと思うほど、楽しませて頂いた。全身で指揮するマエストロとそれに全霊で応える管弦楽は極上のエンターテインメント。

大阪クラシック」に多少ココロを残しつつも、続きは『第5日・15日(木)』ということで、「ワンコイン市民コンサート」が待つ大阪大学会館へ、それがしこれでドロンでござる。それでは、御免候へ。


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コメント 4

moto_tip_sp

大阪クラシック気がつけばもう半分以上が終わってしまいましたね。
最終公演が用事で行けない私にとってはオープニングが今回はメインでした。
jojoさんが前の方に座ったのは確認できたのですが、終わってからはすぐに阪大に向かわれたようで、お会いできませんでしたね。またそのうちお会いできるでしょう。
私も仕事帰りに少し見に行きたいとは思っているのですが、時間とのにらめっこです(^^;;
土曜日は最終公演はいけませんが、昼間は行こうかなと思ってます。雨がきになるところですが(^^;;
by moto_tip_sp (2016-09-15 07:44) 

JUN1026

モトさん、コメントありがとうございます。
当日は、出がけにお姿を探したのですが見つけられず、お腹は空くわ、時間は迫るわで、飛び出してしまいました。
土曜日は、お昼間だけですか? 私は「最終公演」はもちろん行きますが、その前をどうしようかと検討中。台風も接近しているようなので、そちらも気掛かりですね。
by JUN1026 (2016-09-15 17:41) 

yosshu0715

この日はお会いできず残念でした!!(笑)
同じくmotoさんとお探ししましたが、ワンコインコンサートでも大役を担われていたご様子!!(笑)
お疲れ様でした!!(笑)

この日は僕も用事が立て込んでいてオープニングしか参加できず!!(笑)
でもめちゃ面白かったです!!(笑)

大阪クラシック、毎月やってほしい!!(笑)
by yosshu0715 (2016-09-18 11:16) 

JUN1026

ヨッシュさん、コメントありがとうございます。
お逢い出来ず、残念でした。まさか「ワンコイン市民コンサート」と日にちが重なるとは・・・。どちらも捨てられない上、時間が切迫、何方にもご挨拶する間もなく、中之島から待兼山までワープしてしまいました。

私も気忙しいですが、「大阪クラシック」も気忙しく、年々混雑が酷くなるのに加えて、スケジュール的にも慌ただしくて、ご年配の方たちが観て回るのも大変じゃないかと心配してしまいます。

「ワンコイン」は毎月1回。こちらはゆっくりゆったり聴くことが出来るので、機会があれば是非どうぞ(笑)。

by JUN1026 (2016-09-19 00:10) 

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