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スマートなスコア(piaScore) [林檎のこと]

iPadProの登場で、ディスプレイのサイズが最大で12.9インチとなり、テキスト・ヴューワー(テキスト・リーダー)としてだけでなく、より精細なイメージ・ヴューワーとしても活用しやすくなりました。
音楽愛好家にとっては、iPhone/iPadは"楽器"でもあり、大型化に伴って、それはスコア・ヴューワーとしても有効利用出来るということに他ならないわけで、大きくなって重くはなるけれど、そういう意味では大きなディスプレイも無駄にはならない。
というわけで、本日は(基本)無料の楽譜リーダーのご紹介。

piaScore』はiPhoneでもiPadでも使えるユニバーサル仕様の楽譜リーダーで、すでに1,500,000人が使用しているとか。最新版はヴァージョン4.6.1。

書籍や書類が電子化されて久しいが、ドローイングやスコアもデジタル処理されて、コンピュータでモニターも出来れば、スマートフォンやタブレットで持ち歩くのも楽チンになった。ブックシェルフに嵩張らせておくより、コンピュータのストレージに置くのがスマートでよろしい。

で、ただ見るだけ、眺めるだけなら他のアプリでもいいのだけれど、この『piaScore』は読譜に特化された楽譜リーダーであるから、演奏時にも使えるように工夫されている。特に練習時にはありがたい機能も豊富。

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起動すると、サムネイル表示またはリスト表示されるが、初期状態ではスコアの数は限られる。
必要なスコアはダウンロードするか、スキャンで取り込むことになる。「無料のクラシック音楽楽譜(free classical music score)」が充実、「楽譜ストア(Sheet music store)」では簡単なピアノ譜やギター譜にアレンジメントされたJ-POPなどの新譜が続々とリリースされて、「クラウド(Cloud)」ではiCloudに加えてGoogle DriveDropboxも使える仕様。iPhoneやiPadのストレージを無駄遣いすることなく、ネットワークから取り出せるのが好ましい。「スキャン(Camera capture)」ではカメラ(Camera)から、あるいはアルバム(Photos/Albums)から取り込むことが出来る。「Download(ダウンロード)」に対象の楽曲がない、あるいは自作曲を表示させるにはそれが有効。が、完全利用するには完全アップグレード(¥400)することが望ましい。

有料版にアップグレードすることが望ましいが、無料版でも楽譜リーダーとしてなら十分。

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まずは、フリーの楽譜を検索してダウンロード。例えば、"debussy"で122件。何故かバッハやショパンの楽曲も引っ掛かってくるが気にせずに・・・、続けて、"sonata debussy"で晩年の「6つのソナタ」をサーチしてみると、完成なった3曲がヒット。『Cello Sonata CD144;L.135』の"通常(General)"が2版、"アレンジ(Arrange)"は0版。楽曲によっては、アレンジ版として、連弾版や2台ピアノ版なども手に入れることが出来る。

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縦に使うと1画面1ページで、横に使うと1画面2ページ。iPhoneでも同じ機能で使えるが、さすがに1画面2ページとはいかないようで、見開きにはならない。 12.9"のiPad Proでも少々窮屈に感じるが、ピンチアウト(ピンチオープン)、ピンチイン(ピンチクローズ)で拡大縮小も思いのまま。画面下に表示されるツールから「Crop(クロップ)」で余白調整も出来れば、「Page(ページ)」でレイアウト調整も出来るので、集中的に部分練習するときは大きく表示、通しで演奏するならページサイズで表示するのが使いやすいか。

ページ送りは画面をスライド・・・でもいいのだが、演奏中は楽器から手を離したくない。速度調整出来る「自動譜めくり(Auto page turning speed)」機能も備わっているし、Bluetooth接続する「譜めくりペダル AirTurn」も発売されているので、それを使うのが宜しい。Rolandから発売されているデジタルピアノの一部はこの『piaScore』に対応し、ピアノのペダルでコントロール出来るらしい。ペダルを追加するか、指先でスライドするか、「自動譜めくり」を使うか。以前のヴァージョンでは、「ジェスチャー譜めくり」という機能が搭載されていて、iPadのカメラに向かって顔を傾けるか、手を振るとスクロール出来たのだが、何故かその機能は割愛されてしまった。

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有料版を勧められるが・・・

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 無料版でも機能は豊富で
 
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キーボードからテキストを入力したり・・・
 
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カラフルなスタンプをペタペタしたり・・・

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手書き入力まで出来てしまう


が、「自動譜めくり」以外にもファンクションは多彩。
楽譜ヴューワーとしてだけではなく、何なら記譜、スコア・ライティングも出来なくもないほど、書き込み機能が充実。
画面をタップすると、ファンクション類が機能して、「stamp(スタンプ)」を使って記号を追加したり、キーボードから「text(テキスト)」を入力したり、画面に直接手書き入力まで出来てしまう。画面を長押しすると、ライティング機能を直接呼び出せる。

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movieを観たり・・・
 
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メトロノームのテンポに合わせて

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邪魔なら小さく出来る
 
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iPhone/iPad内のミュージックを再生
 
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鍵盤を表示して外出先でも音確認
 
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マイクを使ったチューナーまであって・・・
 
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レコーディングまでこなしてしまう


スコアに関連した動画が閲覧出来る「Movie(ムーヴィー)」や練習時に役立つ「Metronom(メトロノーム)」は無料で使えるが、それ以外は有料版限定。
iPad/iPhoneのMusic(ミュージック)にストアされた楽曲を再生させながら、スコアの確認が出来る「Music(ミュージック)」。
譜面を見ながら音を確認するための「Keyboard(キーボード)」。
生楽器のために「Tuner(チューナー)」や演奏の出来栄え確認に「Recorder(レコーダー)」。
使用する楽器によって、必要な機能、そうでないものもあるかと思うので、それぞれ別売でもいいような気もするが、全部セットで¥400。

ライヴなどで使用されている事例も多く見掛けるようになったが、より大きな12.9"ディスプレイのiPad Proが出たことでより普及する・・・か?
と思いながらも、悲しいことに、ワタシの場合、視力が衰えたLow眼では、100インチとは言わないがiMac並の27インチのディスプレイが欲しいと思ってしまう今日この頃。iPadからもっと大きなディスプレイにHDMI(High-Definition Multimedia Interface/高精細度マルチメディアインターフェース)接続するしかない。嗚呼。

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コメント 4

荻原 哲

先日あるピアニストのサロンコンサートに行ったら、彼女が最初から最後までiPad ProとAirTurnで伴奏していて、これは便利そうと思った。数年前にもAirTurnを知って購入検討したが、iPadにテキストが書き込めるかどうか不明だったので購入ギブアップした覚えがあります。どうやらいろいろと書き込めそうですね。AirTurnの最新機器も発売されて、それと一緒に動くようですね。『piaScore』はフィンガリングを書いては消し、書いては消しと紙楽譜ではやるのですが、それは簡単にできますか?
by 荻原 哲 (2016-05-17 07:51) 

JUN1026

荻原先生、コメントありがとうございます。
最近ちょこちょこ見掛けるようになりましたね。それだけ、確かに便利です。細くて、複雑なアンサンブル・スコアは苦手ですが、パート譜なりピアノ譜程度なら9.7インチのiPadでも十分機能します。

書き込み機能も充実。
本文一番下に貼り付けたスクリーンショットがその例ですが、キーボードからテキスト入力も出来て(譜例では赤文字)、少々コツが要りますが手書き入力(同・青色と黒色)も可能です。
フィンガリングの採番なら、種類も豊富な「Stamp(スタンプ)」が手軽で便利です(同・赤数字)。大きさや色も変更出来て、数字や様々な音楽記号を押印することが出来るうえ、「Eraser(消しゴム)」で消すことも出来ます。
楽曲全部に運指番号や記号を記入するのは時間と労力が掛かりますが、必要なところだけなら、そこをピンチアウトでズームしておいてスタンプするのが、UndoやEraserも使えるので、紙に手書きするよりスマートで速いと思います。

何より、著作権の切れたクラシック音楽のスコアを無料ダウンロード出来るのが有難いですし、ストレージの許す限りストアして持ち出せるのがいいですよ。
by JUN1026 (2016-05-17 23:13) 

荻原哲

なんだかそそられる話ですね〜。本や衣類と同じで楽譜も買っていくと、家の中に溢れかえる。もちろん紙の方が良いのですが、そうも言ってられない。古い楽譜はボロボロ状態という問題もある。Durandの古い楽譜は紙が良くないのでしょうね、それほど乱暴に扱わなくても崩壊していきます。もう少し質問していいですか?無料楽譜ダウンロードが便利とお書きですが、それはIMSLP/Petrucci Music Libraryのことですか?それとも『piaScore』についている機能ですか?(もうほとんど買う気になっている!)
by 荻原哲 (2016-05-18 11:38) 

JUN1026

私は「piaScore」の回し者ではありませんが、私に解ることならお応え致します(笑)。
紙の楽譜には、書きこむなり投げ散らかすなり、良さはあるのですが、増えてくると管理が大変ですし、電子化すると必要な部分をズームアップすることが出来るのでLow眼には有り難いですし、何より保存にかさばらない。どちらも甲乙つけがたいところです。

ご推察の通り、「piaScore」のアプリ内から「国際楽譜ライブラリープロジェクト(IMSLP)」にリンクして、主に著作権の切れたスコアをダウンロード出来ます。
本文内3つ目の画像にある「free classical music score(ベートーヴェンの似顔絵(?)アイコン)」から「IMSLP」にリンクして、今のところ、無料版が70,000曲ダウンロード出来るようです。
検索も簡単で、"Bach"で2661曲(息子たちも含む)、"Beethoven"で463曲、"Debussy"で122曲ヒットします。
その隣りにある「Sheet Music Store」では有料版楽譜をダウンロードすることが出来ますが、主に簡単なアレンジメントを施したJ-popやクラシックなど合わせて700曲ほどのようです。
ご自宅に紙の楽譜が多くあるのなら、それをPDFファイル化すれば、「piaScore」で読むことが出来ます。
スキャナーなどでMac(コンピュータ)に取り込んでPDF化、iCloudやGoogle Driveに保存しておけば、必要な時に必要な楽譜だけ、iPad/iPhoneにダウンロードすることが可能ですので、ストレージの節約にもなりますし、外出先でもネットワーク環境さえあれば、自宅のライブラリーを取り出すことが出来るわけです。「楽譜を忘れて来たァ!!」と慌てることも無くなります?!
もちろん、無料版、有料版のダウンロードでも、自宅でPDF化したファイルでも、同様に扱えて、書き込みも自在ですし、操作のコツさえ覚えてしまえばかなりスマートだと思います。

やっぱり、回し者・・・みたいですね(笑)。こちらでも、広報担当??
by JUN1026 (2016-05-18 23:47) 

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