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櫃本瑠音(Vc)マグノリア・サロンコンサート [音楽のこと]

本日の「マグノリア・サロンコンサート」は櫃本瑠音(Rune HITSUMOTO)さんのリサイタル。
またまたうちのとらさん(仮)とさほど年齢の違わないお若いアーティストで、ご担当はチェロ。今日のプログラムは、バッハ無伴奏ブラームスソナタピアソラタンゴ
どんな演奏を聴かせてくれるのか。早速、逸翁美術館マグノリアホールへ参りましょう。

 

春の暖かさを通り越して初夏の陽気。勿体無いから、それを自転車日和として、久し振りにBD-1Rを連れ出す。
途中ランチに立ち寄るつもりが、想定より速い速度で駆け抜けたら、開店時間前に通り掛かったようで、一瞬眼に付いた『CLOSE』の看板を一瞥しただけで通り過ぎてしまう。

で、気がついたら、逸翁美術館まで奔り切っていた。

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仕方がないので、館内の喫茶室IAMで、昼食は定番の「レトロなビーフカレー」。

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食後のコーヒーで呼吸を整えたら、受付の時間。
開場となって、最前列の席。

本日、マグノリアホールで演奏されるのは櫃本瑠音さん。
10歳からチェロを始めて、中学3年より佐渡裕とスーパーキッズオーケストラに参加、首席チェロを務め、第11回泉の森ジュニアチェロコンクール高校生以上の部優勝。第65回全日本学生音楽コンクール高校生部門第3位。第66回全日本学生コンクール大学生部門優勝。2013年9月、JT期待の音大生によるアフタヌーンコンサートに出演。2014年8月、佐渡裕、シエナウインドオーケストラと共演。
京都市立芸術大学に在学中。花も恥じらうお年頃ですな。

プログラムは、
J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009」より『prelude
J.ブラームスチェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
A.ピアソラル・グランタンゴ

開演の14:00。赤いドレスも艶やかに瑠音さんのソロから。
さすがに、『プレリュード』だけでは物足りない。それに、ほんの少し、「んン?!」と感じるところがなくもない。これだけ簡潔で端正で理知的な楽曲であるから、どう解釈するかでニュアンスが大きく変わる。チェロもよく鳴っているし、音も的確なのだけど・・・。大バッハの「無伴奏」はかくあるべきというワタシの思い込みが邪魔しているのか、少しテンポが速いように感じられて、女性らしいといえば女性っぽいのだけれど、ちょっとエモーショナルに過ぎるような気がして・・・。それに、やっぱり、『前奏曲』だけでは飽き足らぬ。

続く「チェロ・ソナタ」はピアニスト坂口航大(Kota SAKAGUCHI)さんとのデュオ。ご学友となるのでしょうか。若い二人の演奏は快活で、どちらかというと実直な印象の作品が多いブラームスではあるが、雄々しく明朗なこの楽曲のイメージを損なうことなく、躍動的で華やか。溌剌とした第1楽章。第2楽章・アダージョが艶っぽい。朗々と歌い上げる第3楽章に軽やかな第4楽章。
ここの1905年製Steinwayも弾き手に依って、その表情を大きく変える。今日は少しカタイ印象。硬いではなく、固い感じ。アタックがハッキリしていて、その分余韻は希薄な気もするのだけれど、たおやかなチェロとのコントラストが面白い。重厚な低音域、華奢なようでしっかり響く高音域。音域によって、印象が少しずつ異なるのだけど、バランスは悪くない。大分に手が入っているのか、ヴィンテージだと感じさせないくらい、音が若々しくてクリア。

それがさらに「ル・グランタンゴ」で飛躍する。ピアノがダンサブルにビートを刻めば、チェロが嫋やかに熱唱する。熱情と哀感が綯い交ぜになったピアソラらしい楽曲が踊るような、歌うような、ダイナミックで生き生きとした演奏で非常に好感が持てた。
若い女性にふくよかというのは失礼かもしれないけれど、チェロが発する膨らかで張りのある音色が艶かしくもある。

さて、アンコールは何かしらン?

ソロか、デュオかと思ったら、二人でセルゲイ・ラフマニノフヴォカリーズ 作品34-14」。ソプラノ歌手アントニーナ・ネジダーノヴァのために作曲されたのち、管弦楽版が作られ、独奏楽器とピアノのためのデュオ版にも編曲されて、今日はチェロとピアノで。
抑えめのピアノを従えて、朗々と歌い上げるチェロがエモーショナルで胸に沁みる。

うちのとらさんと同世代の方の演奏となると、若干の緊張を伴ってしまうが、今日のそれは一曲目のソロだけに留まって、アンコールに至っては、もう少し聴いていたいと感じるほどでした。
次の機会があれば、さらなる成長を経た演奏を聴かせて戴けたらと思います。


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